しょーがくせいのあたまのなか等の話題 時々きらら系
--関連リンク-----
公式サイト『183.5』
--発売予定-----
千本桜1巻 3/26
Miku-Pack 千本桜6話 3月中旬
しょーがくせいのあたまのなか 7月号から復帰?
今月はもうこの少女レイナだけで、十分満足なのですが。
今回はめっきの科学。レイナが子供の頃から身に着けていたネックレスの塗装がはげかかっているのを見て、めっきの方法を皆で教わっていく。そしてなぜか一番詳しいチエw
結局は自分のネックレスがボロボロなのは、その分成長してきたからだということで、メッキはせずに、一緒に実験でメッキしたナットや鍵とかを学校のカバンにキーホルダーとして付けることになる、というちょっとイイ話。
なのだが、今回はちょっと「ん???」となる場面があったのでそこだけツッコミ。
これメッキの際に塩酸ぶちこんでるんだが、それって
(1) 溶液中にある塩化物イオンがまず陽極で反応して、塩素が湧いて出てこないか、これ・・・陽極が比較的溶けやすい亜鉛だから、塩素が反応してくる前に亜鉛が溶けて大丈夫になるのかひょっとしてヽ[・_・]ノと思ったら、酸素がきっちり発生すると書いてるしなあ・・・(陽極での発生順はハロゲン>酸素>その他)
(2) 表面に水素ができると、メッキの邪魔になりそうな気がするのだが、水素の発生を防ぐものは入れないのだろうか。イオン化傾向を考えると、確かに水素と亜鉛の両方が発生してもおかしくはない。
(3) 塩素が発生しないとしても、水素と酸素が発生する近辺に、むき出しの導線+乾電池とかおきっぱで良いのだろうかw 第一話みたいに大爆発するぞ・・・
メッキはいまいち詳しくないのだけれども、ちょっと気になった。あとから調べるか・・・
前回予想した気化熱→潜熱(凝結熱)→台風ネタが見事に当たった様子。
ルリコ先生の説明が多いので、それ中心でいってみようと思う。と思ったらスキャナが途中でトラブって途中までしかできない。
これは正解。もっと正確に言うと「日付変更線よりも西、赤道よりも北で発生して、10分間あたりの平均風速が17.2m以上の熱帯低気圧」の事を台風と呼ぶ。
これは誤解を生む説明。1巻の「雲のでき方」の説明で、入道雲=積乱雲は突発的な上昇気流によるものだと書いているが、寒気と暖気がぶつかり合って寒冷前線を生じる場所でも積乱雲はできる。台風の最大の特徴のひとつとして「前線がない」というものがあるので、入道雲の強化版、というのは語弊がある。当然間違ってはいない。
ささいなようだがこれもちょっと語弊がある。フロリダで発生したものは当然台風という呼び方はしない。ハリケーンが正解。
これは正解。台風が上陸すると勢力を一気に失うのは、このエネルギー源を失うから。
これも正解。コリオリの力に関しては1巻の無重力の説明でフーコーの振り子を使って説明している。
今年の8月の高卒認定試験で引っかかった人が続出した問題と酷似しているwww これも正解。赤道直下では台風は発生しない。
<ここでスキャナ停止orz>
・コリオリの力はみかけの力
慣性などと同じ系列の力、という説明で大丈夫だろうか。今の高校生だと物理Ⅱまでまじめにやらないと説明されない。大学だと平然と慣性系の物理とか前提知識なしでやるのにねえ・・・今の高校物理はちょっと苦言を呈したい。
・地球全体として待機を循環
太陽から受け取った熱を地球が放射する前に、熱の循環で赤道付近の熱を極の方向へ運ぶ。赤道付近だとハドレー循環などある。
・海水の撹拌
この図だと海底とも撹拌されているように見えるが、本当に海底の水は撹拌されない。いわゆる深層水というものは全体の流れが決まっていて、大体アイスランド付近で沈んでインド洋とか太平洋東の赤道付近で上昇してくる。
この上昇している場所がずれてしまった結果、海水の温度が変化するのがエルニーニョやラニーニャとよばれる現象。
今回は、いわゆる地学ネタが非常に多く、普段の授業で話している内容なので、非常に良い感じでした。
今回からこのようにサブタイトルと話数が載るようになったので、そっちで統一。
今回のふわふわ科学は、是非「高校生で化学Iの無機化学分野を勉強中の子」には読んで欲しい内容。こういう設問でセンター試験に出されると結構弱かったりする。
雨の日に、車に水をはねられて鞄の中の携帯がずぶぬれになったミソラ。見事に電源がつかなくなったのでいろいろアレしてると
技巧派チエの登場w 分解したあとに乾燥剤シリカゲルを使って乾燥させる手段に出る。この乾燥剤の主成分は
なぜ「ケイ素」じゃなくて「シリコン」なんだwww いや、どっちでも合ってますが。
このシリカゲルがなぜ乾燥剤として使えるかの説明で
こういう説明がある。この性質、人体の中では例えば小腸の柔突起や肺の肺胞など、さまざまなところで表面積を増やすことによる吸収の効率化をはかっている場所があり、それと基本的には一緒。
同じ乾燥剤として「生石灰」も使ってみてはどうか、というカホの提案は当然却下。
生石灰は水分吸収時に結構熱が出るので、そういう目的では使うのはキケンだったり。この説明のくだりで出てくる「消石灰」というのは、もっと馴染みの深い言葉で言うと「石灰水」あれって実は強塩基だったりします。
しかしせっかく各種乾燥剤(中性のシリカゲル・塩基性の生石灰)が出てきているのだから、ここは酸性の乾燥剤である「濃硫酸」も登場してほしいところ。当然カホ辺りが水で薄めようとしてルリコ先生にこっぴどく叱られるおまけつきでw
この後にも、生石灰が土壌改良に使われたりなど、無機化学のマメ知識てきな何かを得ることが可能なふわふわ科学は、化学やってる受験生は読むと良いよヽ[・_・]ノ
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公式サイト『183.5』
--発売予定-----
千本桜1巻 3/26
Miku-Pack 千本桜6話 3月中旬
しょーがくせいのあたまのなか 7月号から復帰?
ふわ22 [ふわふわ科学]
今月はもうこの少女レイナだけで、十分満足なのですが。
今回はめっきの科学。レイナが子供の頃から身に着けていたネックレスの塗装がはげかかっているのを見て、めっきの方法を皆で教わっていく。そしてなぜか一番詳しいチエw
結局は自分のネックレスがボロボロなのは、その分成長してきたからだということで、メッキはせずに、一緒に実験でメッキしたナットや鍵とかを学校のカバンにキーホルダーとして付けることになる、というちょっとイイ話。
なのだが、今回はちょっと「ん???」となる場面があったのでそこだけツッコミ。
これメッキの際に塩酸ぶちこんでるんだが、それって
(1) 溶液中にある塩化物イオンがまず陽極で反応して、塩素が湧いて出てこないか、これ・・・陽極が比較的溶けやすい亜鉛だから、塩素が反応してくる前に亜鉛が溶けて大丈夫になるのかひょっとしてヽ[・_・]ノと思ったら、酸素がきっちり発生すると書いてるしなあ・・・(陽極での発生順はハロゲン>酸素>その他)
(2) 表面に水素ができると、メッキの邪魔になりそうな気がするのだが、水素の発生を防ぐものは入れないのだろうか。イオン化傾向を考えると、確かに水素と亜鉛の両方が発生してもおかしくはない。
(3) 塩素が発生しないとしても、水素と酸素が発生する近辺に、むき出しの導線+乾電池とかおきっぱで良いのだろうかw 第一話みたいに大爆発するぞ・・・
メッキはいまいち詳しくないのだけれども、ちょっと気になった。あとから調べるか・・・
ふわ21 [ふわふわ科学]
先月はお休みだったので、これが21話目。
なぜ人はきのこを頭に据え付けようとするのか。この前のキルミーもこのネタだったよなw
というわけで、今回は菌類のお話。どちらかというと生物関連。シイタケを食べられないカホの話からスタートするのだが・・・今の中学生高校生は菌類細菌類の話を恐らくやらないんだよなあ。昔は中学校の理科では植物の分類のところで必ずやっていたのだが、今はそれがない。「菌類は胞子で増える」といっても、ピンと来ない人も居るかもしれない。
この辺りは食物連鎖の話で中学校でもやる内容。ただ「酵母菌」の漢字が間違ってるのはご愛嬌。専門は英語の先生だからねえ・・・ルリコ先生はw
そして発酵とは何かを一言で表現できるカホは物分かりが良い子。空気は読めないがw
そして発酵から酵素へと話がつながり、菌類の可能性へとハッテンする。ちょっと話を詰め込みすぎた感があるような気がする。
ホワイトボードに書いている「フレミング」は、ペニシリンの発見者であるアレクサンダー・フレミング。この人は多糖類を加水分解する「リゾチーム」も発見してるすごい人。こういう科学史上の偉人伝も、いつかふわふわでやってくれないだろうか。
今回は生物関連が多めなので、(私がニガテ分野でもあるのでw)言及はこのへんで。ネタを菌だけに絞ってもよかったのではないのかなーヽ[・_・]ノ詰め込みすぎかなー、という気はしました。
なぜ人はきのこを頭に据え付けようとするのか。この前のキルミーもこのネタだったよなw
というわけで、今回は菌類のお話。どちらかというと生物関連。シイタケを食べられないカホの話からスタートするのだが・・・今の中学生高校生は菌類細菌類の話を恐らくやらないんだよなあ。昔は中学校の理科では植物の分類のところで必ずやっていたのだが、今はそれがない。「菌類は胞子で増える」といっても、ピンと来ない人も居るかもしれない。
この辺りは食物連鎖の話で中学校でもやる内容。ただ「酵母菌」の漢字が間違ってるのはご愛嬌。専門は英語の先生だからねえ・・・ルリコ先生はw
そして発酵とは何かを一言で表現できるカホは物分かりが良い子。空気は読めないがw
そして発酵から酵素へと話がつながり、菌類の可能性へとハッテンする。ちょっと話を詰め込みすぎた感があるような気がする。
ホワイトボードに書いている「フレミング」は、ペニシリンの発見者であるアレクサンダー・フレミング。この人は多糖類を加水分解する「リゾチーム」も発見してるすごい人。こういう科学史上の偉人伝も、いつかふわふわでやってくれないだろうか。
今回は生物関連が多めなので、(私がニガテ分野でもあるのでw)言及はこのへんで。ネタを菌だけに絞ってもよかったのではないのかなーヽ[・_・]ノ詰め込みすぎかなー、という気はしました。
ふわ20 [ふわふわ科学]
前回予想した気化熱→潜熱(凝結熱)→台風ネタが見事に当たった様子。
ルリコ先生の説明が多いので、それ中心でいってみようと思う。と思ったらスキャナが途中でトラブって途中までしかできない。
これは正解。もっと正確に言うと「日付変更線よりも西、赤道よりも北で発生して、10分間あたりの平均風速が17.2m以上の熱帯低気圧」の事を台風と呼ぶ。
これは誤解を生む説明。1巻の「雲のでき方」の説明で、入道雲=積乱雲は突発的な上昇気流によるものだと書いているが、寒気と暖気がぶつかり合って寒冷前線を生じる場所でも積乱雲はできる。台風の最大の特徴のひとつとして「前線がない」というものがあるので、入道雲の強化版、というのは語弊がある。当然間違ってはいない。
ささいなようだがこれもちょっと語弊がある。フロリダで発生したものは当然台風という呼び方はしない。ハリケーンが正解。
これは正解。台風が上陸すると勢力を一気に失うのは、このエネルギー源を失うから。
これも正解。コリオリの力に関しては1巻の無重力の説明でフーコーの振り子を使って説明している。
今年の8月の高卒認定試験で引っかかった人が続出した問題と酷似しているwww これも正解。赤道直下では台風は発生しない。
<ここでスキャナ停止orz>
・コリオリの力はみかけの力
慣性などと同じ系列の力、という説明で大丈夫だろうか。今の高校生だと物理Ⅱまでまじめにやらないと説明されない。大学だと平然と慣性系の物理とか前提知識なしでやるのにねえ・・・今の高校物理はちょっと苦言を呈したい。
・地球全体として待機を循環
太陽から受け取った熱を地球が放射する前に、熱の循環で赤道付近の熱を極の方向へ運ぶ。赤道付近だとハドレー循環などある。
・海水の撹拌
この図だと海底とも撹拌されているように見えるが、本当に海底の水は撹拌されない。いわゆる深層水というものは全体の流れが決まっていて、大体アイスランド付近で沈んでインド洋とか太平洋東の赤道付近で上昇してくる。
この上昇している場所がずれてしまった結果、海水の温度が変化するのがエルニーニョやラニーニャとよばれる現象。
今回は、いわゆる地学ネタが非常に多く、普段の授業で話している内容なので、非常に良い感じでした。
ふわ19 [ふわふわ科学]
今回は夏にまつわる雑学系。
毛細管現象とは、おおざっぱにいうと細かい作りの部分にどんどん水が進入していくこと。水分子独特の性質「水素結合」が関わってくる。水の入ったバケツの上にタオルを吊り下げておくと、タオルの比較的上の方までそのうち濡れてくるのはこれのせい。
更に、汗が蒸発することによってこの後チエも触れている「気化熱」での冷却作用も兼ねている高機能シャツ。まあ、高機能でもオシャレではないからねえw
気化熱とは、液体が気体になる時に周囲の熱を奪うこと。例えばウェットティッシュで腕を拭いてその後にひやっとするのは、ウェットティッシュの水分ではなくて、その水分が乾く時の気化熱が、腕から熱を奪っていくから。
打ち水でちょっと涼しくなるのはこれが原因。ただ当然湿度は上がるので、温度は下がるものの快適になるかどうかは微妙だったりする。
この気化熱の逆で「気体から液体になる」場合は今度は放熱する。地学の用語では「潜熱」というこの熱を利用しているのが台風。来月辺り台風のネタで扱われたりしないだろうか。
この話は「交感神経」と「副交感神経」で、高校生の生物では受験でおなじみの知識。緊張しているときは「交感神経」でリラックスしているときは「副交感神経」がはたらく。いわゆる鳥肌が立つ、というのも交感神経のせい。チエは推定中学生なのだがこのへんの知識が豊富なあたり、やっぱり理科系に関しては頭ひとつ抜けてる感がある。
チエの言っている「アイスクリーム頭痛」はなんと正式名称w ちゃんとこういう医学用語がある。日本では「かき氷頭痛」と言われているものだが、なんで英語verの方をチエが知っているのか。やはり謎の博識である。
実は冒頭でミソラが熱中症で倒れたりしてキケンなのだが、今回はこんなところで。
#でもこれを書いている7/21~7/22は、恐らく歴史的な寒波が襲って、夜の気温が18度だったことを記しておくw
毛細管現象とは、おおざっぱにいうと細かい作りの部分にどんどん水が進入していくこと。水分子独特の性質「水素結合」が関わってくる。水の入ったバケツの上にタオルを吊り下げておくと、タオルの比較的上の方までそのうち濡れてくるのはこれのせい。
更に、汗が蒸発することによってこの後チエも触れている「気化熱」での冷却作用も兼ねている高機能シャツ。まあ、高機能でもオシャレではないからねえw
気化熱とは、液体が気体になる時に周囲の熱を奪うこと。例えばウェットティッシュで腕を拭いてその後にひやっとするのは、ウェットティッシュの水分ではなくて、その水分が乾く時の気化熱が、腕から熱を奪っていくから。
打ち水でちょっと涼しくなるのはこれが原因。ただ当然湿度は上がるので、温度は下がるものの快適になるかどうかは微妙だったりする。
この気化熱の逆で「気体から液体になる」場合は今度は放熱する。地学の用語では「潜熱」というこの熱を利用しているのが台風。来月辺り台風のネタで扱われたりしないだろうか。
この話は「交感神経」と「副交感神経」で、高校生の生物では受験でおなじみの知識。緊張しているときは「交感神経」でリラックスしているときは「副交感神経」がはたらく。いわゆる鳥肌が立つ、というのも交感神経のせい。チエは推定中学生なのだがこのへんの知識が豊富なあたり、やっぱり理科系に関しては頭ひとつ抜けてる感がある。
チエの言っている「アイスクリーム頭痛」はなんと正式名称w ちゃんとこういう医学用語がある。日本では「かき氷頭痛」と言われているものだが、なんで英語verの方をチエが知っているのか。やはり謎の博識である。
実は冒頭でミソラが熱中症で倒れたりしてキケンなのだが、今回はこんなところで。
#でもこれを書いている7/21~7/22は、恐らく歴史的な寒波が襲って、夜の気温が18度だったことを記しておくw
タグ:ふわふわ科学
ふわふわクリアファイル [ふわふわ科学]
ふわ18 [ふわふわ科学]
#真実は科学で探れ!
今回のふわふわは、実はネタにすることがほぼ無いヽ[・_・]ノコマッタ
というわけで、今回の趣旨は恐らく「分析化学」に属するものだと思います。分析化学とは・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%86%E6%9E%90%E5%8C%96%E5%AD%A6
というわけで、多分これを読んでも意味不明だと思うので、簡単に言うと
「あるものの存在や変化を可視化するもの」
だと私は思っています。例えば中和反応。人間の目では「中和した」ということはさっぱりわからない。かと言って、中和を「味」で判断することは可能だかキケン。というわけで、人間の五感の中では比較的安全に知覚ができる「視覚」を利用して変化を感じ取れるようにいろいろやる学問を「分析化学」と言います。
今回のふわふわはまさにそれ。刑事モノ探偵モノで科学捜査というと、噛ませ犬フラグが濃厚wですが、基本的な捜索には欠かせないものです。
ウソ発見器の原理のうち、「嘘をつく→汗をかく」の部分は置いておくとして、そのかいた汗をちゃんと感知する方法として
・汗は電解質
・電解質は電気を通す
・だから電流を感知できる機器があればOK
という流れ。これがもし人間の肌が通電性だった場合、この理屈は全く意味をなさなくなる。あるいは、元々多汗症の人だとそもそも無意味だろう。
これも視覚化。静電気を用いて絨毯や床などのホコリを持ち上げて足跡を型どるんだったかな・・・?
というわけで、今回は恐らく「分析」というものがテーマだったと思いますヽ[・_・]ノ
今回のふわふわは、実はネタにすることがほぼ無いヽ[・_・]ノコマッタ
というわけで、今回の趣旨は恐らく「分析化学」に属するものだと思います。分析化学とは・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%86%E6%9E%90%E5%8C%96%E5%AD%A6
というわけで、多分これを読んでも意味不明だと思うので、簡単に言うと
「あるものの存在や変化を可視化するもの」
だと私は思っています。例えば中和反応。人間の目では「中和した」ということはさっぱりわからない。かと言って、中和を「味」で判断することは可能だかキケン。というわけで、人間の五感の中では比較的安全に知覚ができる「視覚」を利用して変化を感じ取れるようにいろいろやる学問を「分析化学」と言います。
今回のふわふわはまさにそれ。刑事モノ探偵モノで科学捜査というと、噛ませ犬フラグが濃厚wですが、基本的な捜索には欠かせないものです。
ウソ発見器の原理のうち、「嘘をつく→汗をかく」の部分は置いておくとして、そのかいた汗をちゃんと感知する方法として
・汗は電解質
・電解質は電気を通す
・だから電流を感知できる機器があればOK
という流れ。これがもし人間の肌が通電性だった場合、この理屈は全く意味をなさなくなる。あるいは、元々多汗症の人だとそもそも無意味だろう。
これも視覚化。静電気を用いて絨毯や床などのホコリを持ち上げて足跡を型どるんだったかな・・・?
というわけで、今回は恐らく「分析」というものがテーマだったと思いますヽ[・_・]ノ
ふわ17 [ふわふわ科学]
今回からこのようにサブタイトルと話数が載るようになったので、そっちで統一。
今回のふわふわ科学は、是非「高校生で化学Iの無機化学分野を勉強中の子」には読んで欲しい内容。こういう設問でセンター試験に出されると結構弱かったりする。
雨の日に、車に水をはねられて鞄の中の携帯がずぶぬれになったミソラ。見事に電源がつかなくなったのでいろいろアレしてると
技巧派チエの登場w 分解したあとに乾燥剤シリカゲルを使って乾燥させる手段に出る。この乾燥剤の主成分は
なぜ「ケイ素」じゃなくて「シリコン」なんだwww いや、どっちでも合ってますが。
このシリカゲルがなぜ乾燥剤として使えるかの説明で
こういう説明がある。この性質、人体の中では例えば小腸の柔突起や肺の肺胞など、さまざまなところで表面積を増やすことによる吸収の効率化をはかっている場所があり、それと基本的には一緒。
同じ乾燥剤として「生石灰」も使ってみてはどうか、というカホの提案は当然却下。
生石灰は水分吸収時に結構熱が出るので、そういう目的では使うのはキケンだったり。この説明のくだりで出てくる「消石灰」というのは、もっと馴染みの深い言葉で言うと「石灰水」あれって実は強塩基だったりします。
しかしせっかく各種乾燥剤(中性のシリカゲル・塩基性の生石灰)が出てきているのだから、ここは酸性の乾燥剤である「濃硫酸」も登場してほしいところ。当然カホ辺りが水で薄めようとしてルリコ先生にこっぴどく叱られるおまけつきでw
この後にも、生石灰が土壌改良に使われたりなど、無機化学のマメ知識てきな何かを得ることが可能なふわふわ科学は、化学やってる受験生は読むと良いよヽ[・_・]ノ
ふわふわ設定 [ふわふわ科学]
「ふわふわ科学」での検索が相変わらずやたらめったら多いので、検索元を追っかけていったら、ミソラたちの設定に関する謎とかあったので。
・科学アカデミーとは?
ルリコ先生が独自で開いている科学教室のようなもの。場所はおそらくミソラの学校の空き教室を使っている。時間帯は放課後で、毎日行われているわけではない。(カホが剣道部の部活と両立していることから推測)
登場人物の制服を見れば分かるとおり、様々な学校から参加者を集めているインカレみたいなやつ。なので、登場人物5人は全員違う制服かつ違う学校だったりする。
・登場人物の年齢とか?
実は作中に登場人物の年齢を示すものは一切描かれていない。のだが・・・唯一ミソラだけは柱に
こんなことが書かれているので、女子高生決定。ということは、サツキ・カホ・レイナの3人は同じく女子高生の可能性が高い。第一話でサツキとミソラは同じ年齢であることもわかっている。レイナはひょっとしたらちょっと年齢が高いかもしれない。
チエに関しては、ミソラが「ちゃん」を付けて呼んでいる唯一の人物。なので多分ミソラよりも年齢が低い。制服の雰囲気からして多分チエだけ中学生なのではないだろうか。(だから登場回数が少なめ)
・科学アカデミーとは?
ルリコ先生が独自で開いている科学教室のようなもの。場所はおそらくミソラの学校の空き教室を使っている。時間帯は放課後で、毎日行われているわけではない。(カホが剣道部の部活と両立していることから推測)
登場人物の制服を見れば分かるとおり、様々な学校から参加者を集めているインカレみたいなやつ。なので、登場人物5人は全員違う制服かつ違う学校だったりする。
・登場人物の年齢とか?
実は作中に登場人物の年齢を示すものは一切描かれていない。のだが・・・唯一ミソラだけは柱に
こんなことが書かれているので、女子高生決定。ということは、サツキ・カホ・レイナの3人は同じく女子高生の可能性が高い。第一話でサツキとミソラは同じ年齢であることもわかっている。レイナはひょっとしたらちょっと年齢が高いかもしれない。
チエに関しては、ミソラが「ちゃん」を付けて呼んでいる唯一の人物。なので多分ミソラよりも年齢が低い。制服の雰囲気からして多分チエだけ中学生なのではないだろうか。(だから登場回数が少なめ)
タグ:ふわふわ科学
ふわ6月号 [ふわふわ科学]
http://codegia.gr.jp/minamino/
まず初めに、今回ネタにしようと思っていたことが、先に訂正されていたので。7時半頃だと確かに通り過ぎてる(笑 てっきりミソラが時間勘違いしてて、いつまでたっても日食起きないって酷いオチかと思ったのにww
しかし、こういう「時間経過」などの細かいネタをちゃんと仕込んでくる辺りが好きです。
というわけで今回の話題は「日食」 5月21日の金環日食をネタにしているので、ひょっとして来月号のほうが良かったのでは、とも思ったりしたのですが。
みんなで山の上に集まって金環日食を見よう!という話で
珍しくチエのことを忘れていないw やっと存在感が出てきたか。
皆既日食と金環日食の違いは、月の位置なのだが、月が楕円軌道というよりは、基本的に衛星や惑星は楕円軌道を取る。月だけの特別な軌道というわけではない。ただ、このへんまじめに説明しようとすると、やっぱりテンポががが。
太陽を見るときのネタとして、よく黒下敷き越しに見るというのはあるのだが、まあ実際あまり目に良くはない。かといって
こんな姿でうろつきたくはないのも事実w 専用の観測プレートが無かった時の話題として、以前写真の時にネタにしたピンホールを持ってきている。1巻くらい話のストックができると、以前の科学ネタを使うことができて、話に厚みが増すのが良い。しかし、そういえば誰もピンホールカメラの話題出さないな・・・忘れてるか?w
チエが今回持ちだした技巧派アイテムはこれ。そんなに高い道具でもなく、準備の良いチエが、今回のことを察して持っていても全然不思議ではないw
http://www.amazon.co.jp/dp/B007K7QOGU
まあアマゾンさんでもこれくらいの値段。
このあとは無事に金環日食を観測できたのだが、レイナだけはその珍しさを知らずになんとなく見ていた模様w まあ、天体現象は確かに数百年単位で見られないものもあるけど、興味ない人にとっては確かに「ちょっと暗いだけ」なのかも。
ハレー彗星くらい派手かつレアだと、レイナも食い入るように見るんだろうか(笑
というわけで、今回は100点満点のふわふわ科学でした。
#サツキかわいいよサツキ。
まず初めに、今回ネタにしようと思っていたことが、先に訂正されていたので。7時半頃だと確かに通り過ぎてる(笑 てっきりミソラが時間勘違いしてて、いつまでたっても日食起きないって酷いオチかと思ったのにww
しかし、こういう「時間経過」などの細かいネタをちゃんと仕込んでくる辺りが好きです。
というわけで今回の話題は「日食」 5月21日の金環日食をネタにしているので、ひょっとして来月号のほうが良かったのでは、とも思ったりしたのですが。
みんなで山の上に集まって金環日食を見よう!という話で
珍しくチエのことを忘れていないw やっと存在感が出てきたか。
皆既日食と金環日食の違いは、月の位置なのだが、月が楕円軌道というよりは、基本的に衛星や惑星は楕円軌道を取る。月だけの特別な軌道というわけではない。ただ、このへんまじめに説明しようとすると、やっぱりテンポががが。
太陽を見るときのネタとして、よく黒下敷き越しに見るというのはあるのだが、まあ実際あまり目に良くはない。かといって
こんな姿でうろつきたくはないのも事実w 専用の観測プレートが無かった時の話題として、以前写真の時にネタにしたピンホールを持ってきている。1巻くらい話のストックができると、以前の科学ネタを使うことができて、話に厚みが増すのが良い。しかし、そういえば誰もピンホールカメラの話題出さないな・・・忘れてるか?w
チエが今回持ちだした技巧派アイテムはこれ。そんなに高い道具でもなく、準備の良いチエが、今回のことを察して持っていても全然不思議ではないw
http://www.amazon.co.jp/dp/B007K7QOGU
まあアマゾンさんでもこれくらいの値段。
このあとは無事に金環日食を観測できたのだが、レイナだけはその珍しさを知らずになんとなく見ていた模様w まあ、天体現象は確かに数百年単位で見られないものもあるけど、興味ない人にとっては確かに「ちょっと暗いだけ」なのかも。
ハレー彗星くらい派手かつレアだと、レイナも食い入るように見るんだろうか(笑
というわけで、今回は100点満点のふわふわ科学でした。
#サツキかわいいよサツキ。
ふわにわ [ふわふわ科学]
2話目は静電気の話。ちゃんと理科の授業で習うのは中学2年生。
この頃のふわふわ科学は、1話に1つの科学ネタという感じで進むので、8頁ほぼまるまる静電気の話。なので、科学ネタ以外の雑談等にもコマが避けている。どっちが好きかは、読者次第だろうが、私は科学ネタ詰まってるほうが好きだなあ。
こんな事を言い出しそうなのはサツキだと思うのだが、蛍光灯を一瞬点灯させるくらいなら、確か静電気でも可能。そういう実験が理科の教科書に載っていたりする。ただ、家電を動かすのは当然無理。むしろ、精密機器に静電気が流れてしまって壊してしまう危険性もある。昔は(今も?)パソコンのパーツを扱う際は、静電気に気をつけるように言われたものだ。
静電気が絶縁体に帯電すること+物質によって帯電する電気の種類が決まっていることを利用して、風船を遠隔で押しこむゲームが可能なのだが、ここでふと気がつく。静電気、手から抜けて行かないか、これ?
#しかしサツキかわいいよサツキ
最後にルリコせんせーが使っているこれは、結構有名な機械。
まあ、見るからに痛そうな音がします。つーか電気見えてるしw 自作もある程度は可能だったりします。
しかしこの話、ちゃんと「導体」「絶縁体」の話はしたほうが良かったんじゃないのかなあ、とも思ったり。まあ、それをやると詰め込みすぎになる可能性もあるのですが。
この頃のふわふわ科学は、1話に1つの科学ネタという感じで進むので、8頁ほぼまるまる静電気の話。なので、科学ネタ以外の雑談等にもコマが避けている。どっちが好きかは、読者次第だろうが、私は科学ネタ詰まってるほうが好きだなあ。
こんな事を言い出しそうなのはサツキだと思うのだが、蛍光灯を一瞬点灯させるくらいなら、確か静電気でも可能。そういう実験が理科の教科書に載っていたりする。ただ、家電を動かすのは当然無理。むしろ、精密機器に静電気が流れてしまって壊してしまう危険性もある。昔は(今も?)パソコンのパーツを扱う際は、静電気に気をつけるように言われたものだ。
静電気が絶縁体に帯電すること+物質によって帯電する電気の種類が決まっていることを利用して、風船を遠隔で押しこむゲームが可能なのだが、ここでふと気がつく。静電気、手から抜けて行かないか、これ?
#しかしサツキかわいいよサツキ
最後にルリコせんせーが使っているこれは、結構有名な機械。
まあ、見るからに痛そうな音がします。つーか電気見えてるしw 自作もある程度は可能だったりします。
しかしこの話、ちゃんと「導体」「絶縁体」の話はしたほうが良かったんじゃないのかなあ、とも思ったり。まあ、それをやると詰め込みすぎになる可能性もあるのですが。
タグ:ふわふわ科学