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しょーがくせいのあたまのなか 7月号から復帰?

助動詞 [きらら系・雑記]

毎回いちゃもんを付けているきんモザの「忍とアリスのRoad to the Cotswolds」

今回は安心して読めるかと思いきや、中学生レベルの文法ミスがあったのでそれをとりあげる。

Image1.jpg

これ。"you are going to Westminster station."の文中に出てくる"are going to"は、未来を表す助動詞"will"の意味『ではない』。

助動詞というのは読んで字のごとく動詞の意味を助けるもので、ほぼ必ずその後ろには「動詞」がある。しかしこの文章は"are going to"の後ろは名詞であるWestminster station。まれに名詞が動詞化することもあるのだが。動詞化するのならば大文字にはならないのでそれもない。試しにwillで置き換えてみると

"you will Westminster station"

というイミフな文章が出来上がる。

この"are going to"は、単に"go"の現在進行形であることが文法的に推測される。なお、現在進行形でも「ちょっと先の未来」を意味する場合があるので、この意味で「未来」と言っているのならば正しい。なお、ほぼ確定している未来の場合には、単に現在形を使っても大丈夫。

例:SGS will come back. 
  しょーがくせいのあたまのなかは戻ってくるでしょう。(いつ戻るかはイマイチ不明)

  SGS is coming back.
  しょーがくせいのあたまのなかは戻ってくる。(巻末で復帰の告知があった)

  SGS comes back.
  しょーがくせいのあたまのなかは戻ってくる。(明日発売のMAXから復帰だ!)

Image2.jpg

2つ目はこれ。イギリス英語とアメリカ英語の違いの一つとして同じものを表す単語が違うというものがある。今回だと地下鉄を示す単語が違う。イギリス英語ならば地下鉄は"underground"か"tube"で、恐らく"subway"を使うのはごく一部の地域に限られる。もしワールドワイドに通用する単語で言いたい場合は"metro"が適切だろう。多分どこでも通用する。ちなみにイギリス英語で"subway"は確か「裏路地」だった気がする。



これまでのこのシリーズは単に上記のような「アメリカ英語とイギリス英語の違い」だったので、正直どうでも良いのだが、今回のwillのミスは誰か編集の人気が付かなかったのだろうか・・・


#なお、最大限善意的に解釈すると3行目が

「willを使ってもいいような気がするけれど(近い未来を示す)are going to(という現在進行形)になっているのはどうしてだかわかる?」

4行目が

「実はwillと(今回のare going toと非常に似ている)be going toは同じ未来のことをいう表現でも・・・」

という感じか。

##あるいは、元の文章がそもそも間違っていて、"you are going to go to Westminster station."だったのか。こっちのほうがしっくり来る。
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