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かなの両親まわりの話 [かなめも・小ネタ集]

#かなめも全6巻+かなめもアニメ特典の小冊子+石見せんせーのblogにある公式裏設定

http://183-5.blog.so-net.ne.jp/2013-10-19

これらをすべて目を通している事前提の話です。#

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かな両親が第一話の段階で「生きている」設定なのは、第一話一コマ目+アニメ第一話冒頭の台詞+かなめも裏設定の部分でわかる。両親が亡くなっているのならば「両親『も』随分前に・・・」となるべきところを「両親『は』随分前に・・・」となっていることが証拠。裏設定が後付けでないことはわかる。

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3巻39頁で代理が思わせぶりな台詞を吐いているが、裏設定のとおりかな父から手紙と電話でかなの事を預かっていることが分かっているから。この段階で代理がかな父に対して否定的ではないのは、代理自体「非常に父親という存在に甘い」ことが予想される。代理自身は母親は口にするのもダメなほど大嫌いで、この設定は例えば1巻101頁で友人母親への対応が完全に営業用であることなどから伺えるし、かなめもDVDの小冊子にある代理の紹介ではっきりと「嫌いなもの:母親」というのがある。その反動からか、父親という存在をどんなにダメ男でも頼りきってしまっている所がある。例えば所長は裏設定で明かされた通り、別に代理の母親を探しているわけではない只のキャバクラ好きなダメ男なのだが、代理はそれを様々な面(支出など)から分かっているにもかかわらず、クリスマスの夜に自分のために会いに来ていることだけを心の糧に、父親という存在を信じている。補足すると、恐らく専売所内ではるかだけは所長の本性を知っていて、その所長から代理を守るために「代理が大人になるまで専売所に残る」宣言(5巻117頁)をしていると思われる。正直代理の成長を見守るために自分の性格をロリコンと偽っている可能性すらありえる。

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しかし、そんな代理もかな父の6巻での行動(エアメールで今後は自力で何とかしろ宣言)には流石に呆れてしまう。代理はエアメールは当然読んでいないが、かな父から事前に電話で連絡があったことは容易に想像できる。そこでのかなに対する発言が、自分の抱いていた「父親」からかけ離れていた事から、エアメールを見て「ほんと勝手よ」とつぶやいたのだろう。普通代理は必要ないことはつぶやいたりしない。

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代理はエアメールを貰う回の一話前でこんな発言をこぼしている。これが意味しているのは代理の母親の事なのだが、かなにわざと聞こえるように言っている辺りに、代理の思いが込められている。恐らく本当に代理が言いたかったのは

『かなも嫌いなものは口には出さないでしょ?』

ということ。かなはかなめもの話6巻を通して、おばあちゃんの家での過去話や、小学校の時の(専売所に来る前の)エピソードを一切語っていない。かなの口から両親やおばあちゃんの話題が一切出ない事+代理自身はかな父の事を電話で知っている事にしびれを切らして言ったと思われる。恐らくこのエピソード後、かなを専売所に残しても良いことを決意したのだろう。元々代理は専売所から出て行く事に関してはドライで、これはアニメでも設定は統一されている。


かなめもの話は、本当にどこを取っても整合性がとれていて読みなおすたびに感動する。さらにその話をきちんと萌え4コマとして上辺だけ見てもギャグ漫画として成立するようにしている辺りが、石見せんせーの凄さ。

ほんと、よくたった6巻でこれだけの密度の話を作れるよなあ・・・
タグ:かなめも

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