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千本桜1巻 3/26
Miku-Pack 千本桜6話 3月中旬
しょーがくせいのあたまのなか 7月号から復帰?

祖母の記憶 [かなめも・小ネタ集]

かなにとって「おばあちゃん」が心の支えになっている場面があるのは、これまで様々な場面で描写されている。たとえば

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かなが風邪で寝込んでしまって、皆から看病されている場面。うわ言でおばあちゃんと言うくらいには心の拠り所にしている。

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今年の9月号でも、こんな感じで嬉しかったことをおばあちゃんの前で報告している。

しかし、かなはこれまで一度も『家族を思い出して泣いた』ことは無い。それどころか、家族の思い出を思い出したことすら無い。

今回の裏設定で、父親母親ともにかなが赤ん坊の時に既に居ないことがわかっているわけで、両親の思い出が無いのはある意味当然だと思える。おばあちゃんが母親のことは嫌っていたわけだし、恐らく息子である父親のことも良くは思っていなかったのだろう。かなは幼い頃から母親はおろか父親の写真すら見たことがないわけだし。

問題は「おばあちゃんとの思い出」すら、かなは専売所で思い出したことがほぼない。おばあちゃんの事を思い出しているシーンといえば

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まずは1巻のこのシーン。タイトルが「あの日は帰ってこなかった」なので、おばあちゃんが亡くなった日の事を指しているのだろう。ただ、これも生前の思い出ではない。

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次は2巻のこのシーン。かながおばあちゃんの家に居た頃の話は、実はこれしかない。おまけにおばあちゃんの思い出ではなくて、怖いものの思い出w

これ以降も最終話に至るまで、おばあちゃんに報告するシーンはあるものの、おばあちゃんとの思い出を回想するシーンは一度たりとも無い。

ちなみにアニメ版では第7話がまるまるおばあちゃんとの回想シーンに使われているオリジナル回。個人的にはかなめもで一番できの良い回だと思っている。


これらの事から得られる、ある仮定がある。それは

『ひょっとしておばあちゃんも、かなのことはほとんど放置していたのでは?』

という事。かなは勝手に心の支えにしているけれども、おばあちゃんは特にかなに対して何かをしたこともなく、単に育てていただけ。授業参観や運動会にも参加してはいない。誕生日を祝ったりもしていない。そう考えると、かながおばあちゃんの思い出を思い描くシーンが一切なくても説明がつく。そうなると、例えば

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このシーンのかなや

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このシーンのかなの台詞が奥深いものになってくる。

さすがにおばあちゃんだけはかなの味方だと信じたいが・・・何よりも小学校時代からの付き合いである文直からも、おばあちゃんの話って一切出てこなかったんだよなあ。


という事を、実は4話ほど前から考えていました。普通に考えると最終話付近になったら、おばあちゃんとの思い出の一つや二つ出てきそうなのに、一向に出てこなくて「あれ??」と思い始めたことがきっかけ。

さて、描きおろし漫画で何か分かるといいなあ。

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