そんなに悪くない

よく、かなの成績は「残念」の一言で片付けられることが多い。実際１学期末試験が赤点で追試だったり、夏休みの宿題はこなせていないし、通知表の成績は1or2だしetc.と、いろんな面からそのひどさは伺える。しかし、ではかなは頭が弱いのだろうか、というとそんなことはない。

まず全編を通して言えるのだが、語彙はそこそこある。ちゃんと言葉を選んでいるし、丁寧語・尊敬語などなども使えている。よくありがちな「全員に対して丁寧語」ではなくて、ちゃんとクラスメートと専売所で言葉使いが変わっているのは、ちゃんとTPOをわきまえているから。



このチラシの意味をちゃんと分かっている。漢字はそこそこ読める。



お金の管理もできている。家計簿をつけている姿を実は見たことがないので、日記帳の中でやっているのか、あるいは全部覚えているのか。あと、専売所の台所も任されているので、予算内で買い物を済ませることなどは朝めし前。

１巻で探しても、まあこれだけある。あと、かなは落語が好きだったりする。おばあちゃんから聞きかじってる程度なのかもしれないが、それでも十分に雑学はある。

単に学校での勉強が習得できていないだけなのだろう。実際、かながこれまでの生活の中で、十分に勉強に割く時間があったのかというと、恐らくまるでない。専売所に来てからは言わずもがなだし、専売所に来る前もおばあちゃんとの二人暮らし。恐らく家事の半分はやっていたのだろう。

ごく一部の人にわかるように言えば、Intが低くてWisが人並みなんだろう。


・・・まあ、成績通りの残念なキャラだと、漫画が成り立たないというのも多分にあるとは思う。

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