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千本桜1巻 3/26
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ふわふわ12 [ふわふわ科学]

いまMAXで一番単行本が出て欲しい漫画である「ふわふわ科学」。表紙デザインは「まんがサイエンス」をパクってくれれば文句なしですが、きっとそこまではっちゃけることは無いに違いない。


今月のテーマは

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ということで、電気を起こすための様々な方法について。身体を動かして発電する「筋肉発電所チーム」と道具で発電する「電気と運動音痴チーム」に分かれて発電の効率を競う話なのだが・・・ネーミングがひどすぎるw はじめに感想を言うと、今回は1ページで1つの発電方法+オチがあるという感じで、これまでの中でも一番テンポが良くて面白い話でした。もっと説明があったほうが良いところはまだありますが、テンポも4コマでは重要だと思いますし。

・はじめに

ミソラとチエは回転の運動から発電をしていますが、これは「電磁誘導」という原理を利用した発電。磁石を近づけたり遠ざけたりすると、その動きを妨げるような磁界が発生する方向に電流が流れる、というやつです。これの説明が一切ないので、ほんとはどこかで欲しかったところ。1ページ目の「手回し発電」や、最終ページの「自転車のライト」もこの原理です。


・太陽発電 光エネルギー→電気エネルギー

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というわけで、震災以降結構メジャーになりつつある太陽発電。当然ながら光が当たらないと発電できないわけで、カホにソーラーパネルの前に立たれて失敗する。ちなみに仕組みに関して説明すると1ページではムリw

・水力発電 位置エネルギー→運動エネルギー→電気エネルギー

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ミソラがやろうとしたのは、高い位置に水を持ち上げて、それが下に流れ落ちる時に水車を回すことによって発電しようという「水力発電」の原理そのもの。当然「水を高い位置に持ち上げる」必要があるから、普通にやるとものすごい大変なので、ダムで川の水をせき止めるわけですね。


・電池 化学エネルギー→電気エネルギー

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レイナがやろうとしていたのはいわゆる「電池」の基本となるもの。イオン化傾向の違う二種類の金属板(この場合は銅と亜鉛)と、電解質水溶液(レモン汁は酸なので電気が通る)があると、イオン化傾向の差から電気が流れだすというやつ。
高校の教科書などでは「亜鉛」が普通使われているのですが、多分化学から離れている人には亜鉛という言葉自体があまりメジャーではなかったり。ここは「アルミホイル」の方が良かったんじゃないかなーと思います。
ちなみに「温めて直列」につなぐことによって電圧が上がるので電球が明るくつくのですが、ここもやっぱりまじめに説明すると大変だったり。直列回路はまあ小学校でやるから良いとして、温度補償はちょっと大変かも。


・圧電効果 運動エネルギー→電気エネルギー

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カホがやろうとしているのは、特定の物質に一定方向に圧力をかけることによって電気が生じる現象「圧電効果」を使ったもの。身近なものだとライターの点火がこれ。


・火力発電 化学・核エネルギーなど→熱エネルギー→運動エネルギー→電気エネルギー

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チエがやろうとしているのは、火力・原子力・地熱発電等「熱」を利用した発電。水が水蒸気になるときに体積がものすごく膨張することを利用して、その膨張で風車を回転させるというやつ。上で挙げた発電は出発物質がどれも違うけれども、結局やってることはチエがやっている「お湯を沸かす」こと。



今回はほんとに「ふわふわ科学」していたと思います。ヽ[・_・]ノおもろかった!


#しかし、金属板をさしたレモンでレモンティー作るのはちょっと抵抗ないのだろうか。亜鉛と銅だからまあ大丈夫だとは思うけど・・・
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