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本望鼓舞その1 [城下町のダンデライオン]

本望鼓舞その2 http://iwamemo.blog.so-net.ne.jp/2015-08-25
本望鼓舞その3 http://iwamemo.blog.so-net.ne.jp/2015-08-28

今月号のダンデライオンで判明した葵の真の能力「本望鼓舞」
いろいろ思う所があったのでちょっと考えてみようと思う。

まず、今回のパパの宣言には3つの可能性があると思う。

① 実際に葵の能力は「本望鼓舞」だった
② 本当は葵の能力は「絶対遵守」だが、パパが嘘を付いている
③ 葵の能力は「絶対遵守」だったが、能力が進化して「本望鼓舞」になった

①の場合がちょっと長くなるので、②の可能性から考えていく。

②は葵のことを考えて、パパが一世一代のブラフを全国民の前で使い、今後も葵の能力を国民が「本望鼓舞」だと勘違いしてもらおうというもの。問題はこのブラフが本当に成立するのか。

まず、葵の「絶対遵守」は、王族(少なくともパパ)には効力がない可能性がある。今月号の車内でのやりとりや、最後の演説中でもパパは葵に服従することはなかったし、なんと今月号のネタ(ブレイクアウト中に葵がマスクをつける)が早速使われていた第8話でも

Image1.jpg

葵は家に入った瞬間にマスクを脱いでいる。家族にすら能力を隠しているにもかかわらず、である。葵のこの行動は「自分の絶対遵守は家族には効力がないor薄い」ことを理解してのことだと思われる。

「正義の為に嘘をつく」というのは、スカーレットブルームの回で奏・輝・栞が行っているし、嘘というテーマは光がさっちゃんに正体を明かす回で、光と葵の二人で扱っている。嘘は結局どこまでいっても嘘のままであり真実になることは無いが、その嘘によって救われることもある。作中では嘘を二面性をもって扱っているため、今回パパが葵のために一世一代の嘘を国民の前で行ったことは、作品のテーマに反してはいないだろう。


最後のパパの台詞が嘘ではないとする場合、③の可能性が考えられる。私はこれをまず思いついた。

能力が進化するというのは、奏(残高が無くなっても生成可能になった)や光(成長を24時間単位ではなく、もうちょっと細かく制御できるようになった)でも扱っているテーマであり、この二人以外でも能力が進化している可能性は十分にある。

はじめの葵の能力は、限定的な「絶対遵守」で、その効力はすぐに薄れてしまうものだった。これが小学校時代の友達エピソード。
しかし次第に能力の強制力は強くなっていき、物理的に可能な命令ならばなんでも聞いてしまう状態になった。これが中学時代の菜々緒さんprpr事件&SPさんの逆立ちワン事件。
しかしその後高校~大学の間のどこかで、この能力が「望んだことを成し遂げようとする能力」である「本望鼓舞」へと進化する。

物語終盤までの選挙結果から、国民に対する葵のカリスマ性は絶対的であることはよくわかる。ちょっと黒い見方をすると、幼少期メディアの前で葵が無自覚に「絶対遵守」を発動しまくった結果、国民全体が「なぜか葵に従ってしまう状態」になっていて、その上で葵自身が聖人君子のような人物だったので、葵の人気が国民全体に広まったと考えることもできる。

葵が「お願い」したことに悪印象を覚える国民は、たとえ犯罪者でさえ居ない。1巻の誕生日回のデパート襲撃事件でデパート襲撃を企てようとした犯罪者の集団でさえ、葵に対しては敬語を使って丁重な扱いをしようとした。本心では葵があの現場にいたことによって悪事を働くこと自体がゆらいでしまい、恐らく葵の発言に「自ら望んで」従ってしまった、ということだろう。

途中までは「絶対遵守」で、作中のどこかでそれが「本望鼓舞」に変わったとすると、恐らくアニメでの絶対遵守の描写とも矛盾なく整合性が取れると思われるし、パパは「嘘は付いていない」ことになる。

最後に、葵の能力がパパの説明通りはじめっから「本望鼓舞」だったという可能性①についてはまた次回。

#案外深いわ、ダンデライオン。
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