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千本桜1巻 3/26
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ふわ23 [ふわふわ科学]

今月はカホが暴れる回w 確かに摩擦の話はスポーツに直結するところ多いからねえ。

新設のスケートが近所にできて、その半額券を手に入れたのでみんなで行こう! という話から、摩擦の話へ。しかしスケートの原理ってさあ・・・と思ったら、ちゃんとある程度言及しているヽ[・_・]ノさすがきららの正統派科学漫画。

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この状態では、さすがに氷の上で簡単に引っ張ることは出来ないw お互いに作用反作用が働くからなあ・・・この段階でカホのスケート能力に「?」の文字が浮かんだのだが、最後で予想通りのオチがあったので安心w

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ここでカホが引っ張ってるのは恐らく大学受験生御用達のあの赤い本w 摩擦力をナメてかかるとこうなる。

摩擦という力が働いていないと、あらゆる「力」に対して、ちゃんと釣り合いが取れるような力を加えないとその物体は動き始める。その辺の物体が動き出さないのは、適度な静止摩擦力が働いているからだとも言える。摩擦により物質を構成する粒子の運動が活発になり、それが温度を上げることになるので、熱という観点からも摩擦は重要。しかし一方、摩擦があることによりエネルギーは「熱エネルギー」として確実に損失しているのも事実。この変をルリコ先生は「矛盾」と言っている。便利・不便の両面を持つということだよなあ。計算づくで物理やってる受験生も、ちょっと考えてみてほしいところだったり。

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高校で習う摩擦はおもにこのふたつ。他には「転がり摩擦」などもあるが、今の物理の教科書からは多分記述が抜けているとおもわれる。これ以外にも受験では「最大摩擦力」などもちゃんと覚えておく必要もあり。

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そして熱を説明する際になぜか唐突のテコ入れコマwww 

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恐らく今回のメインとなる「なぜ氷の上はものが滑るのか」という話。高校生まででわかりやすい話としては、ルリコ先生が挙げているこのふたつがある。摩擦融解が一番古い説で、圧力融解は50年くらい前の説。圧力融解の話をするには、水の状態図が他の物体と比べてかなり特殊であることを前提知識として知っている必要がある。簡単に言うと、普通は圧力をかけても同じ温度では固体→液体とはならない。水だけ特殊。高校生だと化学分野でちゃんと習うので、気になる人は調べてみようヽ[・_・]ノ

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そしてここで出てくる氷筍→スケートリンクの話。この話を知っているor調べているのならば、最近出てきた説(2006年富山大)である「凝着説」も触れておいたほうが良いような気がしたけれども、触れると確実に高校生の理科知識をオーバーするのできっとルリコ先生も言及するのを止めたのだろう。物性とか表面の話をやったことのある人は、一度見ておくと面白い。

http://www.sci.u-toyama.ac.jp/earth/staff_personal_old/geop_kt.html

このへんがわかりやすいかも?

「なんでもかんでも解決済みなのが科学」なのではない。ルリコ先生はきっとそれが言いたかったんだろうなあ。一番身近な液体である水。正直謎なところがまだまだ多く、研究の余地が残されている分野だと思います。

#だからといってアルカリイオン水とかの疑似科学は御免こうむるけどなっ!!
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