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はじめての、アルバム~雑記後編その2 [かなめも・アニメ妄想]

後半戦。一番重要なインタビューの話。

・スタッフインタビュー

ここが一番重要なところなので、一人ずつ。

高柳滋仁氏(監督)

『仲間だけど。みんな孤独。』

なんというか、監督さんのインタビューはこの言葉がすべてのような気がする。風新の皆の温かさに触れ、かなは仲間を知る。そして風新の皆の温かさから、かなは孤独を知る。きっと、かなでなくても、風新の面々全員が共有している気持ちだと思う。これを一言で説明できる監督さんはさすがだなあと。
あと、各キャラ紹介では、はるかへのコメントが納得できるものでした。あと、ユメユーキの内面を描くのに苦労したとか・・・ワカリマスワカリマス。


中瀬理香氏(脚本)

『何も終わらず、何も変わらず、終わりたかった』

実はここ、誤植があるorz

終わりかった.jpg

あーうーヽ[・_・]ノ見出しをミスるなーw

というわけで、せっかくの中瀬氏の良い話もダメダメに・・・。中瀬氏のインタビューの中では「いつかは変わるかもしれないけれど、今はまだこのまま」という言葉が好きです。

あと、ここではマリモちゃんの新情報ががが。なんと、元々は北海道生まれでも何でもなく、皆が勘違いして「マリモ」と呼んだだけだという設定があるらしいです。・・・気が付くかー!www ただ、代理がマリモちゃんの回では最後にマリモを見つめているところから、一応アニメ本編では北海道生まれなのかもしれません。ただ、マリモが本名ではないのは確かなようで。


立田眞一氏(キャラデザ)

『小さい子の下ぶくれな絵が好きなので(笑)』

原作から好きだったらしく、かなの表情が「暗い方がしっくり来る」など、ああかなめも好きなんだなー、と思える発言がちらほらと。あと、原作で目の描き方がカラーとモノクロで違うのを気にしていたり。


藤井結氏(服装)

『最終回の服が好きです。重ね着になってるんですよ』

原作でも、かな達の着る服は実はかなりのバリエーションがある。作業着以外はそれこそ毎回違うといっても良いくらい。その辺を気にしつつ、あまり媚びず、かつ女の子らしい服選びをしたとか。うーむ、さすがプロ。かなの服の設定(はるかからお下がりをもらっている)という設定を知りつつも、かわいらしさを表に出すために「はるかに買って貰っている」と想像しながらかなにも次々と新しい服を着せたとか・・・ですが、残念ながらかなが風新の面々から物をほとんど貰わないというのは原作を読んでいる人ならばご承知の通り。しかし、それでも強い信条を持ってかなを「着たきり」にしなかったのは、さすがだと思う。


高橋久嘉氏(背景)

『光源を意識すること、ですね』

背景さんの所は、インタビューよりも背景資料が満載になっている。その紹介は後回し。
閉鎖的な専売所の風景を、いかに閉鎖的でないように見せるか、生活感を漂わせるかに専心した様子。必ず空間的に「抜ける」場所を作ったり、光源を意識していて、第6話の停電の回では、ろうそくの光源の時専用の背景を作ったり。凄い地味な作業だと思うが、私は感想を書くときに重箱の隅ばかりつついていたwので、特にこの「生活感を漂わせる」点はすごいなあ、と思っていた。やっぱり「みかん狩りに行こう!」は名言だと思うw

というわけで以下が大部分を占める背景設定の一部。

かな部屋.jpg

こんな感じの設定資料が満載。かな部屋は毎回出てくるので、構造等しっかりと把握できていたのだが

はるひな部屋.jpg

ほぼ出てきていない(多分OPと第7話くらい?)はるか&ひなたの愛の巣もとい相部屋もごらんの通り。これを見た後だと、OPでひなたとはるかが話している場所や、ひなたの小銭ちゃんの居場所などがまるわかりである(笑

そしてここには、風新全体の間取りもあるのだが・・・実はここでガイドブックにも無い話をちょっとだけ。このままだと単にガイドブックのレビューになりそうで、そんなのこのblogじゃないw


さて、アニメや原作を見てる人は大体、ガイドブック通りの2階の間取りを想像出来ていたのではないかと思う。

風新間取り.jpg

このような感じ。3階への階段がちゃんと屋外にあるのがポイントか。この間取り、石見さんが原作でもアニメでも「記憶を頼りに」起こしているものなのだが・・・どうやら、若干実際の専売所とは違うらしい。

風新間取り(真).jpg

これが実際の間取り。まず、部屋の大きさが大体どこも1.5倍くらいになっている。かなの部屋が4.5畳→6畳になっていたり。大きく違うのはひなはる部屋。どうやら、元々は6畳+4畳の間取りだったのを「忘れていて」一つにつなげてしまったらしい・・・まあ、確かにつなげないと二人部屋としては狭いなあとは思う(笑

これ以外にも、第2話でほんの少ししか出てきていないかな実家の設定がちゃんとあったり。ちなみに原作でもかな実家は第一話以外で一度だけ出てきています。さてどこでしょう?(正解:2巻91頁の「鬼の話」←反転)


石見翔子氏(原作)

『最初は、ゆめとゆうきが主人公で、かなは途中から出てくる予定でした』

いろいろと初出の情報が多く、原作の情報も多い石見さんインタビュー。原作情報で驚くのは、この情報だろう。たしかにスズナリ!からの流れを考えると、ユメユーキ主役は納得が出来るが、それではパンチが足りないと言われて、結果今のように。石見さんの漫画はflower*flowerでもそうだが、プロトタイプでの連載も是非とも見てみたいという気にさせてくれるのが大きい。

前半は専売所の話。実はこの辺の話は(検閲削除)なので、ある程度は知っている。具体的には食事を作るのを決めるくだりとか・・・あと、この前の真・聖地巡礼で「近所の安いスーパー」も見てきていたりする。しかし・・・当時流行っていたゲームが「ストII」とか、大好きなゲームが「天外魔境II」とか・・・確実に年齢層ばれるような?(笑 ちなみに天外魔境IIに関しては同人誌が存在するはずです。

中盤は原作とアニメの話。シルエットでキャラの区別が出来るようにしているという話を見て、ああだから単行本でカバーに各キャラのシルエットがあるんだーとか。(多分カバーデザインは石見さんご本人がやっている) 美華がはじめの設定では「18歳のおねーさん」だったとか。

私的に納得したのが石見さんがかなめもを描くときのルールとして

「かなの知っている情報以上の事は描かない」

というものがあること。原作では各人がかなりワケアリの背景を背負っていることがにじみ出てきているのだが、それをかな本人が知らないうちは、描くことはないということか。逆を言うと、かなが背景を知ってしまうと、そこから描写が始まると言っても良い。例えば4巻開幕は代理の授業参観の話から代理の父親の存在を知るわけだが、間を置かずして、その父親=所長の話が舞い込んでくる。なるほど、たしかにルールに則っている。すげー。

あと、代理の髪の毛はどうやらアニメの方が先だったらしいw 

最後は今後の原作の展開について。専売所のあるあるネタとキャラの掘り下げをバランスとりつつやっていきたい(ということは、まだ最終回は遠いかも???)ということと、かな美華の今後について

『いい加減どうにかした方がいいと思うんですけどね(笑)』

・・・どうにかできるのはあなただけです、石見さんw

最後に、このインタビュー中至る所に注釈があったりする。例えばスズナリ!の説明があったり、きららMAXの説明があったり。その中で笑えたのがこれ。

どーじん.jpg

専売所で働いている時代から漫画を描いていた、というくだりがあるのだが。どう見てもどーじんしです。ありがとうございましたw ただ、多分この頃はまだホモホモしい本は描いていない・・・と思う。手持ちの同人の資料だとまだ健全ギャグ本(ファイアーエムブレムとか)の時代。



というわけで、確認の意味でも非常にためになるガイドブックでした。あとはこのblogを見た全員が2500円を握りしめて本屋に特攻することを強く強く強く願います。


・・・でもGAの方買ってきそうだなあ(笑)

がんばれあたしたち!

この如月もかわいい、うん。
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