16めも・2008-09

16めも

かな覚醒その2

単行本作業のためか、6ページの回。珍しくはるかが出ていない回でもある。
これまでの言動から、かなが基本的に節約しているのは明らかなので、自販機のジュース一回分もかなにとっては「小さな幸せ」どころではないだろう。
かなの性分を考えると、普通は自販機一回分のお金は生活費に回す（そしてペットボトルに麦茶とかを作って、冷やして持ち歩く）と思うので、この自販機の費用は、夏や冬の間に途中で水分を補充できるように代理が渡したものだと思われる。
なにせ『今まで自販機でジュースを買ったことがない』ので、ひなたから民明書房流の買い方（右上から順番に買うべし！）を教わるくらいだからなあ（笑）
ここでは、普段ユーキがユメに教えているような嘘情報（クリスマス＆てるてる）を、ひなたがかなに教えている。
しかし、それを非常に前向きにとらえるかな＆おかげで良心が痛たたたたたなひなた。

後半は、美華と自販機の話。
意味ありげに自販機を眺めている美華に遭遇したかなは、気を利かせて
『あのねみかちゃん、これはおかねをいれないとだめなんだよ？』
やはり美華が世間知らずの元お嬢様、という見解なのだろうか。
さすがに自販機のことは知っていたらしく怒り出す美華。
それなのになかなかお金を入れて買わない美華。多分自販機でジュースを買うお金を持っていないのだろう。二重の意味で。
かなが先に買おうとすると、美華が気になったのか、一緒に半分こして飲もうと提案。
それに即座に反応してしまう美華。
このかなと美華の餌付けの話は、この後もあったり。（猛犬の回）

普段ならここでそのまま半分こにするのだが・・・

ここでやっぱりやーめた、っていったらどうなるかなあ
↓
やっぱり怒るかな
↓
それとも、泣く・・・？（ぞくぞくぞく）
↓
はっ、私そんな人じゃないもーん！

と、自分のＳに気が付いてしまったかなｗ　大丈夫、あなたはまさに『そんな人』です。

そして半分この意味をよくよく考えると、間接ちゅ～になることに気が付いたかな。
ここで一気に言動が怪しくなる（笑）

結局は自販機で大当たりが出て、もう一本を美華が貰うことになるのだが、ここでのかなの落胆ぶりが凄い。
つまり間接ちゅ～のシチュを期待していたのだろうヽ[・_・]ノかなの百合度が進んでいます。
そのもう一本をかなと同じものを買って（珍しく）微笑む美華。
その顔が見られたら満足という感じで、一緒に朝やけを眺めながらジュースを二人で飲むのでした。

・・・ところでこれ、最後のコマで忘れているモノがあるらしいのだけど、なんだろうか。

配達？